購入後、しばらく手を付けていなかった鉄コレ国鉄70系両毛線セットを整備する事にしました。
モハ70094
両毛線70系電車はクハ+モハ+モハ+クハの4両編成で、モハ70のパンタグラフ位置は小山方です。
モハ70094は鋼板屋根・簡易運転台付きで、台車がDT20から改良型のDT20Aに変更されたタイプでした。模型は3・4位側妻面(簡易運転台側)の標識灯が再現されています。またこのグループは外観上、雨樋が木製から金属製に変更されています。
モハ70300
1957~58年に20両製造されたモハ70全金車のうち、両毛線で活躍していたのは300、301,302、305の4両です。TM-25動力ユニット仕様で、下回りと台車はいつものツヤ消し黒+錆埃色塗装+ツヤ消しクリア仕上げです。パンタグラフPS13は関節部がごついが頑丈そうなグリーンマックス製を使用しました。
ところでDT20と20Aはどこが違うのかと思ってWikipediaを見ていたら、300に取り付けていた台車枠がDT20(下)でなくてDT17(上)だった事に気付きました。ぱっと見は結構そっくりです。
台車枠を交換しましたが、面倒なので未塗装のままにしました。床下機器もそれに合わせて未塗装のものに交換しておきます。TMー25動力の台車とTNカプラーの後部が干渉する様なので、カプラーのスプリング部分を切り落としておきました。
クハ76066
鋼板屋根に変更後のタイプです。台車はTR48です。制御車はジャンパー栓受の無いクハ76偶数車が高崎方、ジャンバー栓受とジャンパーコードが付いている奇数車が小山方に連結されていましたが、クハ76偶数車は両渡り構造に改造されていたそうです。
両渡り構造になっていた理由は、高崎方に併結されるクモユニ74が高崎方から入る場合と小山方から入る場合で向きが異なっていた為、そのどちらとも連結出来る様にする為でした。予備のジャンパーコードがクハ76偶数車の運転席内あるいはクモユニ74に登載されていたのでしょうか。
クハ77001
両毛線用に配備された形式で、両毛線70系電車といえばクハ77、というイメージです。(上越線・吾妻線でも走っていた様ですが。)001は小山方(奇数向き)に連結されていました。クハ77は元々両渡り構造で奇数・偶数問わず前面にジャンパー栓受が付いており、ネット上では偶数車クハ77006がジャンパーコードを取り付けられて小山方(奇数側)に連結されている姿を見る事が出来ます。
ベンチレーターは屋根と一体成型です。色が塗分けられていますが、ちょっとシャープな出来ではありません。前面のジャンパー線もKATOのパーツを取り付けたいところですが、手持ち在庫がなくなりました。そのうちやり直してみようかと思います。
クモユニ74203
クモユニ74は両毛線内では高崎方に連結されていましたが、前述の通り、車両の向きはまちまちでしたので、両毛線用のクモユニ74200台と増備車のクモユニ82050番台は両渡り構造でした。スカ色の70系電車に対して、クモユニはおそらく東北線や高崎線で使用されていた為に湘南色でしたが、房総地区に転属後にスカ色に変更されました。
以前、KATOのクモユニ74を持っていたのですが、デカ目が苦手で、シールドビームに改造するのも難しそうだったので手放してしまいました。その後、マイクロエースのシールドビーム200番台が中古バラ売りされているのを見つけ、T車だけ購入してありました。元々の避雷器(左)がちょっとデカ過ぎる気がしますので、トミックスの余りパーツ(右)に交換しておきます。
パンタグラフと種別表示幕はグレーに塗っておきました。
この車両はT車ですが、下回りはM車と共通なので羊羹型のモーターカバーが付いています。床下機器部分だけ錆埃色に塗っておきました。
ヘッドライトリムはちょっと厚めです。最近ブログ記事で時々見かけるヨミレンズを使用すると良い感じになりそうですが、ひとまずそのままです。
ところでWikipediaの記事で形式名の”ク”は「クォントロール」から来ていると書かれていました(”コ”は客車の重量区分で使用済み)。なんとなく納得できる様な説明でした。
参考にさせていただいたHP・ブログ・書籍(敬称略):BJ41-Vの部屋、我が心の飯田線、吊り掛け電車をもとめて、旧型国電の記録、マル鉄鉄道写真館2、伊勢守の鉄道博物館、工場日誌+町工場の多い町から+、Mioの避難所新館、Wikipedia、鉄道ピクトリアルNo.713モハ70系電車、ヤマケイブックス1 20世紀なつかしの旧型国電、旧型国電50年Ⅱ沢柳健一著、その他
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