2023年3月9日木曜日

1988年 山陰本線(Nゲージ)浜田駅周辺 その1

 1988年、今から35年前の山陰本線浜田駅周辺です。1991年3月までは50系客車が活躍していました。

当時は鉄道趣味から離れており、どこか旅行に行った覚えもないのですが、なぜか持っているボロボロになった交通公社の全国小型時刻表1988年8月号です。表紙は鎌手ー岡見間で海を背景に走る50系客車です。


これを使って浜田駅の時刻表を自作してみました。浜田始発・終着の列車が多いせいもありますが、列車本数はかなり多く、走っている列車の種類もバラエティーに富んでいます。

なんといっても一番目立つのは、東京-浜田間を走っていた寝台特急出雲1・4号です。


東京を18:50に出発した下り1号は13時間かけて9:57に浜田に到着します。

そして15:37に上り4号として東京に向けて出発していました。寝台特急なので自由席が存在しない為、上り下り共に米子-浜田間は立席特急券で乗車する事が出来たそうです。同様に東京-出雲市間の下り3号は香住-出雲市間、上り2号は出雲市-米子間で立席特急券による乗車が出来ました。

キハ181の特急列車は山口線経由で米子-小郡間を結ぶ”おき”3往復と米子-博多間を走る”いそかぜ”1往復、米子-益田間の”くにびき”1往復が走っていました。すでにグリーン車連結は廃止され、普通車のみの3両編成だった様です。


急行列車は浜田始発で小倉まで行く”ながと(下関-小倉間は普通列車)”と鳥取-下関間の”さんべ”がありましたが、浜田駅の時刻表には上り”ながと”が見当たりません。

よく見ると下り”ながと”は浜田-小倉間ですが、上り”ながと”は下関-益田間という変則的な運転区間になっていました。小倉に11:10についた下り”ながと”はどうしたのだろうという疑問が湧きましたが、小倉11:15発下関行き822Dという列車があるので、どうもこれで送り返されていた様です。下関から小倉まで行くディーゼルの普通列車はその他にも午前中に何本かありました。

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