手元にある1985年8月号の時刻表を見ると、下り客車急行天北303レは札幌11:10発、稚内18:17着で所要時間7時間7分かけて走っていました。
1982年11月号の気動車急行天北303Dは札幌11:00発、稚内17:48着、所要時間6時間48分ですので、客車化後は確かにスピードダウンしていました。
天北線内だけを見ると同じ停車駅で所要時間2時間36分が2時間40分に伸びただけでした。停車時間等は分かりませんが、特にDE10が遅かったという訳ではなさそうです。
下り天北は利尻と共通運用で、最後尾(札幌方)にスハネフ14とオハネ14が連結されている編成でした。通常は6両編成で、多客期はオハが1両増結されて7両で走っていた様です。天北線内はDE10の牽引で、下りはボンネットの短い方が前(稚内寄り)でした。
14系客車で運転されていた期間は比較的短く、1988年11月には気動車に置き換えられます。撤退前には座席車の代用として寝台車が使用されていた事もあったそうで、1988年の夏の記録では、下り先頭からスハフ14+オハネ14+オハ14x4両+スハネフ14という、寝台車が離れて連結されている編成がありました。
寝台車が連結されていた編成は下り天北と上り宗谷で、上り天北と下り宗谷は座席車のみの編成だったそうです。
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