2023年1月3日火曜日

1982年 標津線(Nゲージ)

 標津線については、ネット上で現役当時の貴重な写真を沢山拝見する事が出来ます。アップダウンしながら原野の一直線の線路を走るディーゼルカーと共に、印象的なのはコキ5500を2両連結したDD16牽引の貨物列車の姿です。C11が活躍している頃から中標津を発着する定期的なコンテナ貨物があった様ですが、積荷はなんだったのでしょうか。

またちょっと気になったのは冷蔵車です。冷蔵車というと水産品輸送というイメージですが、セピア色の線路様のHPにはC11時代、途中の小駅、奥行臼の側線に牛乳輸送用のレム400が停まっている画像が掲載されています。そしてデゴイチよく走る!様のジオ・アーカイブではDD16牽引の貨物列車のコキ5500の後方にレム5000が連結されている姿がありました。

ディーゼルカーはローカル線の回顧録様の記事に素晴らしい写真が沢山掲載されています。

釧路区のキハ22.キハ24、キハ40が共通運用されていた様です。

「はなぶさ」に集まる仲間たち様のブログでは、途中の計根別駅側線に1両だけ留置されているホキ2200が見られました。穀物のバラ積みは特別な設備が無くても積み降ろし出来たのでしょうか。

時刻表を見てもちょっと分かりませんでしたが、根室標津からのキハ40x2両編成が中標津で分割されて、厚床行きが先に出発したと思われる写真を、私の撮った鉄道写真様のHPで拝見する事が出来ました。

標津線に限らず、各地で見られたと思いますが、国鉄型として統一感があるものの車体断面や雨樋高さが違うキハ40とキハ22の組み合わせが良い感じです。

Remember the DD16様のHPによれば、標津線のDD16は1975年4月から活躍を開始しましたが、1980年には線内に9駅あった貨物取扱駅が中標津だけになり、1982年11月以降は貨物列車運転中止、1984年2月に正式に貨物営業廃止となったそうです。

本線・支線合わせて116.9kmの路線で地域の輸送を支えましたが、モータリゼーションの進展で早くも1960年代後半には廃止議論が持ち上がり、JR化後の1989年4月末で廃止になりました。


0 件のコメント:

コメントを投稿