2023年9月10日日曜日

1979年根室本線(Nゲージ)夜行普通列車からまつその他 短縮編成

 根室本線には1974年から1980年まで夜行普通列車”からまつ”が走っていた事を知りました。

実物は釧路寄りから普通車4両、寝台車2両、郵便・荷物車3両といった、結構長い編成でした。模型はレイアウトに合わせて大分短くしています。

寝台車はオハネ16が所定2両で使用されていましたが、最末期には1両に減車されていた様です。廃車になる1974年11月以前のスハネ30も使用されていました。スハネ30の事は全く馴染みがなくて殆ど知らなかったのですが、各社からNゲージ、HOゲージの模型が発売されていました。

1979年10月号の時刻表を見ながら、当時の様子を振り返ってみました。

釧路発の上り優等列車を見ると、特急は函館行きの”おおぞら”が3本あります。        (根室本線・函館本線・千歳線・室蘭本線・函館本線経由)              おおぞら2号:釧路発7両編成、滝川で旭川発6両を連結し13両で函館へ。      おおぞら4号:釧路発10両編成でそのまま函館へ。                        おおぞら6号:釧路発10両編成、札幌で3両増結し13両で函館へ。         いずれの列車にも食堂車が連結されていました。

釧路から函館までの所要時間は10時間余り。滝川で連結併合する列車の4分間と札幌の約5分間の停車時間以外は駅弁を買う時間もなかった様です。全線乗るお客さんがどれだけいたか分かりませんが、食堂車も車内販売も重要だったのでしょう。

急行は”狩勝”3本と”ぬまさい”1本がありました。
狩勝4号:根室始発(前夜のノサップ5号折り返し)札幌行きディーゼルカー         
     釧路からグリーン車連結                          狩勝6号:釧路発札幌行きディーゼルカー グリーン車連結                 
     富良野まで旭川行き併結(富良野-旭川間普通列車)                                              狩勝8号:釧路発札幌行きA寝台、B寝台、グリーン車連結全席座席指定           ぬまさい:夕方、釧路発帯広行き。キハ22使用。

普通列車は区間運転を含めて11本。そのうち客車列車が”からまつ”を含めて3本でした。朝の直別行きディーゼルカーに併結されていた白糠線直通北進行きはノサップ号編成の間合い使用だったそうです。

釧路区にはキハ22の他に1970年代から80年代に”6”と”8”の2両のキハ24がおり、室蘭本線、釧網本線、標津線で活躍していました。釧路区にキハ40の配属が始まったのは1979年9月です。

最近、Nゲージで機関車に牽かれた貨車や客車列車を走らせるのがとても魅力的に思えます。


自動連結器だった旧型客車と貨車はアーノルドカプラーが標準装備です。いかにも連結器に遊間がありそうで逆に良い感じです。

当時根室本線を走っていた可能性があるキハ22とキハ24、そしてキハ12が並んで停車中です。

池田区のキハ12は士幌線、広尾線、池北線を中心に活躍していた姿を良く見ますが、根室本線を走っていた事もあるかもしれません。

参考にさせていただいたHP、ブログ(敬称略):カラマツトレインHP、ヤスのひとりごと、北海道中年(そろそろ初老?)鉄ちゃん戯れ事日記、愛称別トレインデータ館、汽車旅モノローグ~鉄道小話、ARC資料館、きはゆに資料室他

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