2024年1月6日土曜日

70形電車(Nゲージ)新潟色 N1編成

 鉄コレ国鉄70系新潟色4両セットBを整備しました。編成番号N1は70系新潟色1編成目というだけで、実物とは関係ありません。(長岡運転所では4両がN編成、6両がT編成だったそうです。)

まずは屋根板、ベンチレーター、下回りをバラします。

元の避雷器を切り取ってピンバイスで穴を開け、トミックス72系の余剰パーツを取り付けました。

鉄コレ走行用パーツセットの代わりにKATOの黒染め車輪とホームセンターで見つけてきた金具を使っています。

屋根は自家製キャンパス色を塗ってから、つや消しクリアを吹いてあります。パンタグラフはグリーンマックスのPS13Nです。床下はつや消し黒を塗った後に、薄く溶いた錆色(茶)と埃色(灰色)を軽く吹いて、つや消しクリア仕上げにしました。ベンチレーターは再塗装せずにそのまま使用しています。

モハ70022 1951年製。客用ドア窓も戸袋窓も2段窓です。台車はDT16で、避雷器は車体中央寄りに付いています。ところで旧型国電は奇数向きと偶数向きがある筈なのですが、モハ70の場合、奇数と偶数共に床下機器の向きが一緒なので、単に製造順の附番なのかも知れません。

モハ70070 1955年製。客用ドア、戸袋共にHゴム窓です。台車はDT20で、避雷器は車端側取り付けでした。こちらはモーター付きです。側面窓から銀色が目立つ動力ユニットのウエイトは艶消し黒に塗ってあります。(現在、動力ユニットTM-17は入手困難な様です。)

クハ68005とクハ76064です。クハ68005は幌枠と左右のダンパーに赤2号を筆塗りしておきました。クハの運転台側はダミーカプラーのままです。

クハ68の片隅運転台とクハ76の全室運転台の仕切りにグリーンを筆塗りしました。クロスシートのロングシート側背面もグリーンに塗ると良さそうですが、数が多いし、どうせ良く見えないので止めました。そのうち気が向いたらやってみようかと思います。ところでたった今気付いたのですが、実車の車内はニス塗りだったかも...。


クハ76064 1955年製です。台車はTR48です。

クハ68005 元はクロハ59で、おそらく1933年製です。台車はTR23です。実物は乗務員室扉窓にも中桟が入っていた様ですが、特になにもせず、そのままにしてあります。

比較的低価格なのでディテールの甘さや塗装の乱れはありますが、鉄コレ旧型電車の実物考証に基づいた細部の作り分けはなかなか大したものだと思います。

115系懐かしの新潟色にタイムスリップしてもらいました。もし歴史がちょっと違っていていて、1976年から投入された115系が湘南色でなく新潟色だったら、こんな光景も見られたかも知れません。(1976年から新潟へ投入された115系は非冷房大目玉の0番台だった様ですが...。)

久しぶりに古い旧型国電の本を出してきて見ています。

参考にさせていただいたHP・ブログ・書籍(敬称略):おいらの70形電車、我が心の飯田線-旧型国電画像編、1970’~モノクロ写真カタログ-旧型国電の記録、デンチュウの鉄道ページ、赤い電車は臼い線、省型旧型国電の残影を求めて、鉄道ピクトリアルNo.713【特集】モハ70系電車、JTBキャンブックス旧型国電50年Ⅱ/沢柳健一、ヤマケイレイルブックス20世紀なつかしの旧型国電、その他


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